カナダ的恋愛のかけ引き~お泊り編

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英単語の potluck を辞書で検索してみると意味は「あり合わせの料理」と出てくるが、ここでは持ち寄りパーティーのこと。参加者がそれぞれ料理、あるいは飲み物を一品ずつ持ち寄って、皆で楽むもの。これが結構楽しいのだが、要するに烏合の衆なので人の動きは読みにくい。

 

さて誰かの自宅に行くなどにまつわる、知らないと誤解を招いてしまうフレーズがあるのだが、その一つがこれ。 

come over

 

例文としては

Will you come over after this?(この後、家に来る?)

Would you like to come over now?(今、家に来たい?)

などがある。英会話テキストなどに出てくる例文 Do you want to come to my home? と違って、本文中に home(家) / apartment(アパート) / room(部屋) / rent(賃貸)などの単語が入っていないが、目的地は相手の家になるため、何となく“Yes”と回答してしまった場合には、そのまま連れて行かれる…であろう。

 

同じように紛らわしいフレーズがこれ。 

stay over

 

stay だけだと普通に「留まる」だが、それに over がつくと「泊っていく」という意味になる。そして日常会話では

Do you want to stay here tonight?

と聞かれるより、

Do you wanna stay over?

と言われることの方が圧倒的に多い。例えばパーティーがもう少しで終わりになる頃、もう少しだけ楽しんでいこう…と思ったとする。そんな時に Would you like to come back with us? or stay over? (私たちと一緒に帰る?それとも泊って行くの?)と聞かれた時に、stay over を理解していないと自宅に帰るチャンスを逃すことになりかねない。気をつけよう。

 

カナダのホームパーティーは午後7時頃から始まって、真夜中過ぎというか明け方近くまで続くこともある。人が来たり出て行ったり自由気ままで面白いが、行き帰りをどうするか確保しておいた方が無難というのが著者の経験上のアドバイスである。

 

 

<文 : Yufuko Mochizuki   /    個人ブログ  柚子屋 弐番館 >

 

カナダ的恋愛のかけ引き~クリスマス編

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ホストは昼過ぎに七面鳥の丸焼に取りかかる。他にもマッシュポテト、野菜のオーブン焼き、人によってはデザートまで手作りする。ゲストは午後3~4時頃からホストの家に集まり始め、美味しそうな料理の香りを楽しみながら、お酒を片手に会話をしながら夕食が始まるのを待つのだ。

 

そんな一大イベントである祝日は、用意も大変。ゲストの方だって、手ぶらで現れる訳にはいかない。皆が楽しめそうな飲み物や、おつまみになりそうなものを作って持っていったりするのだ。

 

カナダ国内に伴侶や彼氏のいるなでしこは、こういった家族行事に参加することになる場合も多かろう。その用意をパートナーが進んでやってくれればいいが、そうでない場合もある。そんなとき、いや、クリスマスに限らず、何かの折に

 

「あ~もう!カナダの行事(もしくは『言い出したのは貴方』でも可)でしょ、手伝ってよ!!」

 

と言いたくなるのは万国共通の女性の言い分ではなかろうか?

 

そんな時に、キレて

 

I don’t want to go to the party. (集まりには行きたくないの)

 

などと言おうものなら、話がややこしくなるだけだ。こんな時に役立つのは

 

Where is your contribution?

 

である。直訳すると「貴方の貢献はどこかしら?」という意味になるのだが、著者的には「貴方の役回りはどこ?」という日本語の方がしっくりすると感じている。要するに「貴方、働いてないわよ~」と言っているのと同じだと思ってくれていい。それもかなり柔らかい言い方で。

 

 

**具体的な使用例**

Well, we decide to make Maki-sushi to bring, right? I made sushi rice and you are doing something also rather than coming to the kitchen. Where is your contribution? Should I make it all alone?

(ね、私たち巻き寿司を持っていくって決めたわよね?寿司飯は出来たんだけど、貴方まだ他のことをしていて台所に来てはくれないのね。貴方の役回りはどこになるの?私が一人で全部作るべきなのかしら?)

 

 

日本のように「以心伝心」などは期待しない方がいい。伝えるべきことは口にしないと、それは存在しないも同然である。ニッコリ笑って必要な事は言おう。言って理解してもらえない相手だった場合、そしてそれが続く場合には…きちんと考える時間を作った方がいいだろう。

 

 

 

<文 : Yufuko Mochizuki   /    個人ブログ  柚子屋 弐番館 >

 

カナダ的恋愛のかけ引き~お酒編

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カナダでお酒を飲む機会は結構ある。食事と共にアルコールを飲む習慣が、男女を問わず広く受け入れられているからだ。ちょっとお洒落なレストランでは、カップルが食事前のワインやビールで談笑している姿を良く見かける。飲酒運転のルールが日本ほど厳しくないというお国事情もあるからだろうか。

自分がどのくらい酔っ払っているかは、特に外出中はしっかり自覚しておきたい。それがちょっと気になる相手と出掛けた際には尚更である。では酔っ払った程度を英語で伝えるにはどうしたら良いのだろう。

酔っ払った程度を表現する英単語


 booze   

 辞書を引くと「酒飲み」と出てくるが、トロントニアンに言わせると「ほろ酔い」という意味だという。文章としてはI’m booze. でいいのだが、問題が一つ。発音が難しい。試しに言ってみたところ、“What? Beeze?”と聞き返されてしまった。短い単語ほど、発音がしっかりしていないと意味を汲み取ってはもらえないからだろう。

著者が良く使う表現は“Well, the world started to spin.” (うん、世界が回りはじめてきたわ)である。酔っ払い始めているけど、ユーモアは失っていないわよという感じで使えるので効果的だ。

 


drunk  

I’m drunk. よく知られた表現であり、それなりに酔っ払った状態をいう。否定的なイメージはないが、「次のグラスを注文することはやめようか」という感じだ。この時点 で「大丈夫だよ、もっと飲もうよ」というガンガン押すような態度を相手が取った場合には

①     自分が更に酔った場合を考慮した上で言っているのか、
②     何も考えていないのか、
③     意図的にこちらを泥酔させようと思っているのか

を真剣に見極める努力をした方がいいだろう。後々の為である。

 


 smashed

日本語でいう、「潰れちゃった」「酔っ払って何も覚えていません」状態を指す。そのため酔っているときに自分で使うことは殆どない。つまりI’m smashed.ではないのである。I was smashed (yesterday or etc.). smashed の代わりに hammerd も使用できる。

 


外に飲みに行く際の注意点

 
1.    なでしこは、とかく若く見られがちでバー・クラブの入り口でID提示を求められることもしばしば。忘れて一人だけ入れなかったら悲しいので、必ず携帯するようにしよう。

2.    カナダは比較的安全な国であるものの、お酒に絡むトラブルを聞かない訳ではない。著者が耳にした中では、女性がバーで飲んでいたら、飲み物の中に知らないうちに薬を入れられていて、前後不覚に陥り、気が付いたら病院にいたという話がある。滅多に聞くことではないと思うが、バー・クラブ等には信頼できる友人と複数で出掛けた方がいいだろう。万が一何かあって病院行きになった場合には、薬物検査と強姦の有無に関する検査等を受ける可能性もあることを知っておきたい。

 

<文 : Yufuko Mochizuki   /    個人ブログ  柚子屋 弐番館 >

 

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