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カナダで感じた中国一人っ子政策

ハンナの通う小学校は、カナディアンも移民もいいい感じに混ざった、国際色豊かなカナダっぽい雰囲気です。カナディアンのママと話せば、カナダの事をもっと知る事が出来るし、移民のママと話せば、その国や文化について新たな発見があります。一つの国に住んでいて、世界の色々な話が聞けるのは、やっぱり多国籍の国に住んでいる魅力だなぁ、とつくづく思います。

 

Image courtesy of David Castillo Dominici at FreeDigitalPhotos.net

Image courtesy of David Castillo Dominici at FreeDigitalPhotos.net

 

 

 

 

 

 

 

 

先日、ハンナのクラスメートの中国人ママと話してた時の事。彼女はリッチモンドから引っ越してきたので、何となく会話の流れで

 

「どうなの、前の学校とこの学校、雰囲気は違う?」

 

と聞いたところ、返ってきた返事がこちら。

 

「全然違うわよー。前の学校は、先生だけ白人で、あとはほとんど中国人だから、さしずめ中国のインターナショナルスクールみたいよ。」

 

思わず二人で爆笑してしまいました。

 

後日、そのママから誘われて、放課後プレイデートをしました。結局クラスの他の中国人ママも参加して、気づけば私一人日本人で、残り3人は中国人。私、会話に付いていけるか?!と心配したものの、みんな、ちゃーんと英語で話してくれたので、子供達にもママ達にも楽しい会となりました。

 

そこで言われたのが、

 

「トモコは一人っ子なの?日本人で珍しいねー。」

 

そうかー、そう言われてみればそうかもね。何も考えず、「みんなは?」と聞いたところ、

 

「私達はもちろん、みんな一人娘よ。知ってるでしょ、中国の政策。」

 

そこで初めて、社会の勉強と現実が繋がった私。そうか!!一人っ子政策ね!!名前も政策内容ももちろん知ってはいたけれど、何となく海の向こうの話だと勝手に感じてた私。言われてみれば、カナダに移民してきた私世代の中国人も、この政策の影響を受けている訳だ。

 

彼女達は恐らく、富裕層の部類に入る中国人達。まぁ当然、どのくらいのお金持ちかは、私には分かるはずないんだけど。でも話を聞いていたら、爆笑してしまった。だって、

 

「私なんてさー、FBにアップデートするっていったら、頑張って上手に出来た料理とか、子供の成長とかさ。そんな事しかないじゃん。でも上海の友達なんて、ジジババが合計4人もいるから預けまくって、いっつも夫婦で美味しそうなレストランに行ったり、オシャレしたりして、本当に羨ましいー!!私なんて親がこっちにいないのに、なんで二人も産んでしまったんだろう!!」

 

ごめん、それ主婦でママだったら普通だから(笑)。そんなつっこみを入れたかったけど、あまりに熱がこもってたし、まぁ考えてみれば、私は庶民ですからねぇ。お手伝いさんがいる友達もいるって話も出てたので、みんなそこそこお嬢様なんだろうなー、と推測。事実、みんな私の住むエリアで最近一軒家を購入した人ばっか。このエリアで一軒家、1ミリオン(約1億)しますからねー。そう、庶民にはとてもじゃないけど、手が届かない(涙)。旦那さんが何やってるか詳細は知らないけれど、ご両親がちょいちょい中国から長期で遊びに来てたり、一緒に住んでいたり。なので、そちらかのサポートもあったりするのかもしれませんね。

 

でも最後に、素朴な疑問を聞いた私。

 

「でもなんで、みんな子供二人産んだの?」

 

そしたら、みんなの回答は一緒でした。

 

「一人でもいいかなって思ったけどね。お金もかけてあげられるし、自分にも余裕が出来るし。でもやっぱりカナダという異国の地に住んでいる事を考えると、子供達には兄弟姉妹がいるかなって思ったの。」

 

ここの発想は、私と同じなんだー。自分の母国ではない土地で生きていると、家族や親戚は当然ほとんどいません。パートナーがカナディアンならば、義理の家族はいるけれど、移民同士のカップルだと自分達しかいない、というケースも多々あります。そうなると、やっぱり子ども達には助け合って生きていってほしいから、二人以上作ろうと思うんですね。一人っ子政策で、親からの愛情とお金をたっぷり受けて育ってきても、やっぱり移民すると、子供の将来を思う気持ちのが強くなるのかな。

 

しかし彼女達を見ていると、家族の繋がりもとても濃い。一緒に住んでいたり、もしくは定期的に中国から長期で訪れていたり。考えてみれば、孫の面倒を見てくれるジジババが4人いるという事は、当然老後の話も出てくる訳です。子育てを助けてもらってる分、自分達の責任もきちんと理解している、彼女達を見ているとそんな風に感じます。

 

教科書や新聞で見て知っていた言葉を、こうして一つの事実として垣間見る瞬間がある。カナダに住んでいると、そういう機会が日本にいるよりも多いと思います。その分、世界で何が起こっているのか無関心ではいられない。移民や難民問題、そういったものも、日本人にとってよりも、もっと身近な問題です。カナダに住んでいると、不思議なもので、世界がちょっとだけ小さく思えますね。

 

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